Dry Bones Cinch Buckle Overalls

1920年代頃にアメリカで作られていたオーバーオールを元ネタに企画生産。

素材は当時の物と同じく10オンスのムラ糸デニム。

着込んでいく度に、激しく縦落ちしていきます。

ディテールはクラシックなパーツがてんこ盛り。

まずはショルダーストラップ、敢えて極端に細い25ミリ幅。

ヴィンテージとしては、その後徐々に太くなって1950年代には50ミリに達します。

一番初期の物、というイメージで一番細くしてみました。

フロントビブが付いた初期型という設定なので、ビブ中央には左右非対称な形状のポケットを付けてみました。

右側からは懐中時計が入るウォッチポケット、左側にはペンシルポケットをあしらい、それが一体化しています。

フロントの前立てボタンは、戦前のヴィンテージによく使われている黒塗りのドーナッツボタン。

そしてバックスタイル。

細いショルダーストラップはセンター下側で交差し、ダイヤ型ステッチで留められているのみ。

そのストラップはベルトに伸び、V字型にカットされたセンターにドーナッツボタンに留められます。

そして巨大なバックストラップ付き、これでウエストサイズの調節ができます。

この部分の尾錠は真鍮の線材を曲げて作られた2本爪、かなりクラシックな形状。

ピスポケットも、フロントポケットと同様に左右非対称。

左ポケットは五角形、右ポケットは四角形。

戦前の洋服は、左右非対称のものが多いのです。

これは戦後に効率化を求めて左右対称になっていく前の、オーダーメイド文化の残滓。

ポケットの付け方もこだわってみました。

ダブルステッチがベルト部分から一筆書きで描かれ、当時の職人技を表現してみました。

特に各コーナーのステッチの返しは秀逸です。

右ポケットの角には、当時と同様にシンプルなキャンドルポケットも装備。

他にも、全局面でのダブル環縫いや小股の折り伏せ縫いなど、妥協なき1920年代の縫製方法を再現。

もちろんワークスタイルに最適ですが、当時のワーカーよろしくドレスシャツにボウタイ、ツイードジャケットなどでドレスアップも出来ます。

着こなしに幅が広い、逸品です。
販売価格 31,800円(税込)
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